2018年1月4日木曜日

十日ゑびす大祭(初ゑびす)

商売人でなくても誰もが一度は聞いたことがある「とおかえびす」(十日えびす大祭/初えびす/えべっさん)という言葉。
いったいどういう行事で、どういう意味があるのか、注意点やお参りの仕方、福笹の飾りの意味など、参拝の前に知っておきたいエトセトラをまとめました。
これを知った上で是非十日えびすを楽しんでみてください!

まず「十日えびす」とは、七福神の「恵比寿様」が生まれたとされる1月10日前後(8日〜12日)に商売繁昌、五穀豊穣、除災招福などを願い参拝する祭典です。8日は「招福祭」と呼ばれる神事が行われるます。9日は「宵えびす」、10日は「初えびす」、11日は「残り福」と呼ばれこの3日間に福娘(京都は福が舞い込む舞妓さんや東映の女優さんなど)による福笹の授与などが行われます。お祭りでもっとも賑わうのがこの期間だそうで、9日10日は夜も閉門することなく一日中参拝が可能ですよ。ら祭典も12日は「撤福祭」と呼ばれており、午後8時から祭典が行われ「十日えびす」は終了します。
京都市内で「十日えびす」と言えば、東山の「京都ゑびす神社」へ参拝する人が多いそう。ここは日本三大恵比寿と呼ばれる神社だそうで、近隣の県からこられる方も多いのだとか。
ゑびす神社には他にない独特の参拝方法があるのをご存知でしょうか?まず、鳥居のある入り口から境内へ。もし裏門から入ってしまうと「福返し」と言われ、頂いた福が返ってしまいもったいないのだとか。本殿ではお賽銭をし、二拝二拍手一拝でしっかりとお願いを伝えます。恵比寿様が耳の遠い神様だそうで、拍手はパンパンと大きな音で、景気よくする方が多いです。そして、福娘が渡す福笹(有料)を受け取り吉兆で笹を飾っていきます。
福笹を飾り付けたら、神社から出るのですが、これは裏門へ抜けてください。その際に、本殿横の壁をトントンと軽く叩きます。これはお年寄りで耳の遠い恵比寿様にお参りに来たことを伝えるため。おじいちゃんの肩たたきをするイメージでトントンとしてあげてください。これで参拝は無事に終了☆あとは思い思いに十日えびすを満喫して下さい!期間中は餅つき、まぐろ奉納、宝恵かご社参等々行事盛りだくさんですよ!


http://www.kyoto-ebisu.jp/tooka.html

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